本日は「The Crusaders」のサックス奏者”Wilton Felder”
ハイセンスで粘る、お洒落系ア-バンFunkです
UK盤 12inchの「Special Disco Long Mix」でお聴き下さい
40年、ヒュ-ストン生まれのサックス / ベース奏者”Wilton Felder”、高校時代の56年から”Wayne Henderson”, ”Joe Sample”, ”Stix Hooper”と共に活動し、61年に「The Jazz Crusaders」としてデビュ-
60年代は18枚ものアルバムをリリ-ス、安定した人気を獲得、71年に「The Crusaders」に変名、JazzだけでなくPOPSや一般のファン層アピ-ルする音楽を目指し、70年代には一大ブ-ムを巻き起こした「FUSION」を代表するグループとなります
”Wilton Felder”は「Sax奏者」だけでなく「Bass奏者」としても有名です。69年から76年までは”Chuck Rainey”と肩を並べるほどのLAを代表するセッション・ベーシストで”The Jackson 5”の「I Want You Back」、”Billy Joel”の「Piano Man」、”Marvin Gaye”など著名ア-ティストから幾多のゲスト依頼を受け活躍しました。
ソロとしては69年「Bullitt」から2005年までに11枚のソロアルバムをリリ-ス、2015年に急遽、75歳の生涯を閉じました。本日の救出品 12inch
皆さん大好きシリ-ズ 第778弾
Wilton Felder / Insight (UK 12`Special Disco Long Mix) 80
「The Crusaders」のサックス奏者であり、70年代のLAを代表するセッション・ベース奏者「Wilton Felder」の80年、ソロ3作目、Produceは当時最高潮な勢いの「The Crusaders」(”Joe Sample”, ”Stix Hooper””Wilton Felder”)
Wilton Felder自身で作曲、ボ-カルも担当、Joe Sample (Key)、Leon Ndugu Chancler (Drms)、Paulinho Da Costa (Per)ギタ-には”Arthur Adams”, ”Roland Bautista (EW&F)”と西海岸屈指のス-パ-ア-ティストが集合しグル-ブ感満点の演奏を繰り広げる至宝の名曲です
12inchカットはUK盤だけのリリ-スでした。アルバム「7分24秒」から「9分8秒」へイントロも聴き所である中間のソロも一般で市販されるLPとは全く異なる「Spacial Disco Long Mix」としてレンジの広い豪快でプロユ-スなアレンジがされています
こちらの12inchは今まで音源がありませんでした。今回は私がリッピングし「Youtube」にポストしました。LPやCDとは違うアナログ12inch特有の豪快で広大なレンジの音を聴いてみてください(曲の権利所有者に収益化されていますので著作権はクリア-しています)私がリッピングしてyoutubeにアップしたプロユ-スなUUK 12inch 9分8秒の「Special Disco Long Mix」です
Wilton Felder - Insight (Special Disco Long Mix) 80
カップリングB面です。前年79年リリ-スのアルバム「We All Have A Star」からの珍しいシングルカット「I Know Who I Am」はyoutubeに音源がありませんでした

本日ご紹介の「Insight」と同タイプのFUNKナンバ-です
Wilton Felder - Let's Dance Together (1979)
昨夜の神戸での実話がとても好評でしたので、本日は「DJスタンス」について少々、私の姿勢をお話しいたします
DJ姿勢は人それぞれで何が正しいとかありません。職人のポリシ-に当たるものであり、ポリシ-の違いがDJの個性と思います。また違う考え方があるからこそ面白いと感じますし、それを尊重し、勉強したく思います
本日ご紹介の「12inch」はイントロも聴き所である中間のソロは、一般で市販される「LP」とは全く異なる「業務用12inch」です。この曲は80年当時もLP使用のDJの方もいましたが、私は自分のDJタイムにおいては「業務用12inch」使用に拘りました
お客さまをダンスフロア-に誘うのは「メロディ」であっても、ダンスを長時間飽きさせず続けさせるのは「ベ-スライン」「リズム隊」「グル-ブ」だと思ってきました
音楽の記録媒体である「LP」と「12inchシングル」では同じ曲でも「記録されている音」特に「ベ-スライン」「リズム隊」「グル-ブ」を司る低域が全く異なります
車で例えると「普通乗用車」と「フェラ-リ」の差があります。街中の運転では「普通乗用車」が扱いやすいと思われます。「フェラ-リ」の実力を発揮させるには「高速道路」か専用の「サ-キット」が必要です。「12inchシングル」の実力を発揮させるには「家庭用オ-ディオ」や安価なシステムではその差は感じ取れません
しかし大箱ディスコなど高額な高級音響システムで使うと正に「フェラ-リ」の輝きです。ディスコDJ現役当時から「12inchシングル」使用に拘り続けてきたのは、ダンスフロア-のお客さまのダンスを続けさせる原動力であるもの凄い「グル-ブ」を求めたからなのです
DJタイムに「良いグル-ブ」さえ発信できれば、お客さんの知らない曲でも踊り続けさせる事は可能です。また踊らなくてもお席で快適なグル-プを楽しまれ飲食や会話が進みます。言うなれば「箱の売り上げ増大」に結びつきます。

回転数には33回転と45回転の2種類が存在します、どのような音響システムでも一番ワイドレンジでDJミックス的に扱いやすいのが「33回転」です
それに反して「45回転 12inchシングル」は車で言うと「ピ-キ-な暴れん坊」(笑)安いオ-ディオシステム、特に安価なDJ用カ-トリッジでは「破綻した濁った音」しか再生できません曲により「破綻した濁った音」トルキ-でエネルギッシュな音をあえて表現する場合は「7inchシングル」使用に軍配があがります
高性能な「高級カ-トリッジ」と完全にチュ-ニングされた「高級オ-ディオ」があればライブステ-ジに匹敵か、もしくはそれ以上のもの凄い「グル-ブ」を体感できます特に97年の「クラブDJ時代」はアマチュアの方が大挙、DJ業界に押し寄せてきました。そこで他の「プロDJの方」との違いを明瞭にするために、同じように現場で使う「メジャ-ヒット」、「メジャ-ア-ティスト」ほど、アマチュアDJの方と差別化をするべく「12inchシングル」に拘りました
DJは選曲、ミックステクニック、MC技術を求めらます。「グル-ブ」の産み出し方、ダンスホ-ルに滞在させる事においては再生させる「記録メディア」がベ-スのスキルであるというのが私のポリシ-です
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